風が吹いている それが「向かい」か「追い」かに関 係なく僕は気負ってしまうんだ まるで救いや慈悲もない世界みたい だ 誰か覗いている それは影も形もない頃の自分だった その向こう側には何があるのか見え なかったけど もうどうだっていい 微温い涙流したって何も変わんない や 相対的なこの幸福はどこかで灰にな るさ こんなどうしようもない僕の憂鬱は ありふれた五線譜に収まった あぁ 中途半端な期待感に首を絞められて いる いっそ感情の全てが嘘ならばもう少 し早く眠れるはずさ あぁ こんな夜にはいつだって本当の自分 を強いられているんだ 風が吹いている それが事実か否かに関係なく僕は気 取ってしまうんだ まるで正義も悪もないみたいだ あぁ 安い感傷に溺れてしまえばこの希死 念慮も簡単に 僕の涙みたいに拭い去ることが出来 るはずだって思ってたのに 残りの時間も等閑に僕は僕を忘れて しまいそうだったんだ もうどうだっていい 浅い言葉尽くしたって何も言えない さ 絶対的なこの哀しみもいつかは灰に なるさ こんなどうしようもない僕の憂鬱は ありふれた五線譜に収まった あぁ 中途半端な期待感に首を絞められて いる いっそ感情の全てが嘘ならばもう少 し深く息を吸えるさ あぁ 次の朝にはいつだって本当の自分を 飲み込んでしまうから こんなどうしようもない僕の憂鬱は ありふれた五線譜に収まった あぁ 中途半端な期待感に首を絞められて いる こんなどうしようもない夜の憂鬱は ありふれた日常の一部だった あぁ 中途半端な期待感が僕を苦しめてい る いっそ感情の全てが嘘ならばもう少 し早く眠れるはずさ あぁ こんな夜にはいつだって本当の自分 を強いられているんだ