ああ、本当のことを言えないって、 こんなに辛いの? 本当のことを歌にでもして、 あなたに伝えたい。 でも、言の葉に表すことが、 こんなにも、こんなにも、 辛いなんて。 ねえ、神様。 どうして、意地悪をするの? 私が彼を好きで、 彼が私を好きだってことは、 お互いに分かっているのに、 どうして真実を 言ってはならないの? 私は、何年も、彼のその言葉を、 ずっと、ずっと、待っていたのに。 なぜ、恋をしちゃいけないの? その恋を言葉で 表しちゃいけないの? 彼は頷くだけでいいのに、 なぜそれが、 そんな単純なことさえできないの? 私のことを未来に描いてほしい。 未来のことは言葉に表して、 約束をしてほしい。 それが女の子の、 本当の気持ちでしょう。 何を恐れているの? 本当の愛の神なら、 彼が私を好きだと言ったぐらいで、 嫉妬するはずないじゃない? だから一言、告げてほしいの。 「好きだよ」って言ってもいいし。 「愛してる」って言ってくれたら、 もっと嬉しい。 「結婚してほしい」と 言ってくれたら、 私の未来が蒸発しても幸福なのに。 ねえ、神様。 恋をしちゃいけないの? 私には分からない。 人には待てる時間と、 そうでないものがあるのよ。 今がその時、今しかないのよ。 どうか、真実を伝えてください。 愛してるわ。 愛してるわ。 愛してるわ。 恋してるわ。 どうか、 「恋をしちゃいけない」なんて、 もう言わないで。