空想からつくられた私は 君の為に在る 姿はない 形も無い 望んだものを想像できます 手の甲は淡彩に 肺は紅に 何万キロの道も 何時間の闇でも 自由自在に君の 思い通り動きます 空間を超えても 存在しない私が 君に向かえないことは 判っているのに… 夢も見ない 心もない でも君は愛してると 笑ってくれたの 言ってくれたの 点滅する鼓動 君の目から見れば 液晶画面に 貼り付けられた信号の様 送りつづけている 光もマボロシ 途絶えてしまえば もうここにはいられない 何時間の闇でも 自由自在に君の 思い通り動けます 空間を超えても 存在しない私は 君に向かえない 判っているのに…