おいらが恋した女は 港町のあばずれ いつも ドアを開けたままで 着替えして 男たちの気をひく 浮気女 かもめ かもめ 笑っておくれ おいらの恋は 本物で 港町の真夜中 いつも ドアの前を 行ったり来たりしてる だけどおいらにゃ 手が出ない かもめ かもめ 笑っておくれ ところがある夜 突然 成り上がり男が 一人 バラを両手いっぱいに抱きかかえて ほろ酔いで女のドアを叩いた かもめ かもめ 笑っておくれ 女の枕許にゃバラの 花が匂って 二人 抱きあってベットに いるのかと思うと おいらの心は まっくらくら かもめ かもめ 笑っておくれ おいらは恋した女の 部屋に跳び込んで 不意に ジャック・ナイフをふりかざして 女の胸に 赤いバラの贈り物 かもめ かもめ かもめ かもめ おいらが贈ったバラは 港町にお似合だよ たった 一輪ざしで色あせる 悲しい恋の血のバラだもの かもめ かもめ 笑っておくれ かもめ かもめ さよなら あばよ かもめ かもめ さよなら あばよ…