誰より賢い大人になって 何にだって 虫にだって 驚かなくなったとして僕は そして僕は寂しくなって 悲しくなったって 「涙を流すことは、忘れてしまった」って 君を困らせるだろう そしたら 風が吹いて 頬をつねった君の手の温かさを ただ 思い出すのさ 今は 素直になるのが ただなんとなく難しくなっていた 少しだけ聞いてよ くだらないと言うだろうけど 誰かに指さし笑われても 君は僕の手を取った また歩き出せるだろう そしたら コードなんて知らなかったあの声の力強さ 思い出すのさ いつか「ここから、ここまで」 決めたのは そう 自分だと思う いつもどおり笑って くだらないと言っておくれ