本当の職人仕事は血を絞り 骨を削って得るものだ がんばろうぜ なあ さぶよ ぐずとわらわれ あほうと呼ばれ 耐えた修業の 日蔭道 だれもわかっちゃ くれないけれど 曲げてくれるな さぶよ さぶ 人も通わぬ 山奥に 咲いた紅葉の こころ意気 ぐずでいいじゃないか 言わせておけよ じっくり生きる辛抱と正直が おまえの宝だ なあ さぶよ 腕がものゆう 職人稼業 やぼな身なりを 気にするな それでいいんだ 人間らしく 生きておくれよ さぶよ さぶ 亀が兎に 走り勝つ おとぎ話を 信じよう 人間のいるところ 悪と善がある 時間はかかっても必ず善が勝つ そう信じないことには 生きちゃ行けねえよ なあ さぶよ たまにゃおまえも 自分のことを めんどうみろよと さとしたら 背なかまるめて 頭をかいて どこへ行くのか さぶよ さぶ 俺が女で あったなら きっとおまえに 惚れるだろう