散らばった記憶の欠片拾い集めて 止めどなく溢れ出すこの感情と 折り合いをつける術を 教えてくれないか 何気ない毎日の中に 確かにあった温もりは突然に別れを 告げて 悲しみや寂しさすら今は 感じることができずにただ この時間を忘れないように 潮風に乗って聞こえてくる君の声 もう会えないのはわかってる もう会えないのはわかってるよ 春が終わり汗ばむ 季節に思い出すから もう大丈夫 心配しなくていいよ 少し時間が経って込み上げてくる 喪失感を ぶつけることも憚られ吐き出す 場所もなくて 「いつまでも」 なんて言葉信じていなかったはずが 失って初めて感じた何も 残らない焦燥感 砂浜に描いた絵を打ちつける 波がかき消していくように この過ごした時間も少しずつ 忘れてしまうのだろう それでもこの場所で過ごした 日々をまた思い出せるように この唄で刻む 存在の証明を 潮風に乗って聞こえてくる君の声 もう会えないのはわかってる もう会えないのはわかってるよ