また日々は僕らを置いて 流れるようにすぎていった 突き刺す 冷たい風に 抗うだけの気概はどこにも 残っていなくて ただ 人並みに溺れ何物でもなくなるのが 怖くなった 吸い込んだ川沿いの空気はまだ 何にも染まらず 心を溶かしてくれた 一時の静寂にただ身を委ね 落ちていく 混沌に飲まれ 何もわからなくなっていった 踠き続ける日々 試行錯誤しては空回りするばかり それでも足を止めず進むことで 見えた その一筋の光明が 後悔と迷走の間で 失った自分を取り戻すために 夜明けを待つ運命が 変わるその瞬間を 何もない 手元にはあなたのぬくもりだけが あった その一瞬が僕を変える