花びら舞う 街灯に照らされ 揺れる様を見ながら これで最後だと言ったあなたは どうしてそんなに悲しげに笑えるの 僕はそんな生き方は知らない 思いがけず 時にふと思い出す あなたの声や瞳が 見据えた理想の姿 何度だって間違えて ここまで辿り着いた いつまでも変わらないもの まだ僕ら覚めない夢を見ている 冷たい雨 消えない罵声 でも明日も覚めない夢を 見ていたいんだ ここからどうにでもなるだなんて そう思ってた二十歳の頃の僕らは どうしようもないくらいに馬鹿で それでもいつだって目は輝きを 放ってた なのに今はどうだ 毎日毎日飯を食うために 同じことの繰り返しの中で 生きている 今手元にあるものの中で 必死に幸せを探してる 時は過ぎ去って(僕にはわかって) それでもいいって言い聞かして まだ僕らは何も手にしていない 状況は見渡す限りに泥濘 それでも丁寧に思いを綴って 問いかける真理と 追いかける理想 投げつける歌があなたの心を打つと 信じて まだ僕ら覚めない夢を見ている 冷たい雨 消えない罵声 でも明日も覚めない夢を 見ていたいんだ 大切な君との帰り道の記憶 もう二度と思い出すことはないと 蓋をした 巻き戻してもう一度なんて野暮な 真似はしないから 変わらないままで 美しいままで 変わらないものなんてどこにもなく て そんなこともうとっくにわかってい るのに いつまでも昇華できない理想を 掲げて 僕らもここで今日も歌ってる 泣いて咲いて 歩いた先に見える軌跡を