グッバイライノセロス 大きな身体 立派なツノに 小鳥が停まる グッバイライノセロス 眠そうな目 幸せだった 日々を浮かべて 草原を 君と歩いた春 バオバブの樹の下 雨宿りした夏の午後 そういえばさ 僕等が見つけた水場は 今でも誰かの渇きを潤しているかな 揺れてる 水面に光が乱反射 大事な言葉 言えなかったのは 眩し過ぎたからさ グッバイライノセロス 君はよくやったよ もうすぐここも お別れの時 地平線 秋のシマウマの群れ 枯れ葉で作った ベッドから眺めた雪化粧 何度も 星屑の下で愛を重ねて どっちを向いても イタチとトンビがとおせんぼ そのツノ使って 踏み込めないバリケード破ってよ たらればなんて ずるいよ そんなの冗談よしこちゃん 揺れてる 水面で月様笑っている 大事な言葉 言えなかったのは 眩し過ぎたからさ グッバイライノセロス もうお休み 乾いた身体 干し草に横たえ