削られるばかりだ 偽物の笑顔を切り売りして 乾くばかりの喉を 痛めて 叫んで 歌って 消えたはずの温い記憶に魘されて 明け方に君の夢を見てた 傷跡を確かめ合うように 二人は恋に落ちた 背中越しの鼓動の音を合わせて 次は見失わないように 耳を澄まして 抱きしめてしまったら いつかは手放す痛みを知る 君を失う明日を 憎んで 忘れて 赦して 罪を背負うふりをしてれば すべてを罰と呼んで 生きていけるなんて 張り裂けた胸に やさしさが 氷のように沁みる この先ずっと君の前に立てるよう かけがえの無い君と愛を 誓いを込めて 一人きりで生きる孤独を 自由だと 言いきかせて 夜の度に泣いて 傷跡を確かめ合うように 二人は恋に落ちた 欠けたままの心を探し求めて 君に辿り着いた奇跡を 憶えてて 夢で満たされないように 互いの肌に触れた 君の熱が教えてくれる命を 慈しんでいられるように 君と生きるよ