揺れる葉の陰で まだ色濃くないいちご あと数日待とう まだいさせて陽だまりに ああ あの子もこの子も完熟で ああ どこか似合わないべにほっぺ まともな 人間になるってなんだ 恥かいて血を滲めて かじってみたけど 待たせた ごめんねと笑える日が 訪れる ことを信じ もがき続けるの 肩を並べ歩く ヒール鳴らして気取ってみる つまづいて挫ける 一人笑顔を作ってみる ああ 見た目が悪けりゃ置き去りに ああ 羨ましいかなやよいひめ 眩く艶やかに浴びたspotlight 後ろ姿 そこにはただ 虚しさの香り 日の目を見れずに朽ち果てるよりも 無難に生きて 些細なことで 幸せ探そうか 甘く熟せる時を かすかに夢見ては もっと届きたい この手のばし歌うよ ららら 待たせた ごめんねと泣ける時が 訪れる ことを信じ まだ甘酸っぱい