僕の股から流れる 往生際の悪い赤 慶事ではないのよ 隠せても救えないから 緞帳は上がらない 吐かれた唾の上で お行儀よく座れない 凶事でもないのよ 隠せても救われちゃいない 客は入れど貴方にライトは 当たらない こんなにたくさんの音が鳴るのに 心地の悪い無音で貫いて 知ってて蹴った幸せを また踏んで痛い痛い痛い どんな感じがするの それにしても、あゝそれにしても 期限付きで救われる約束 あゝイタい痛い痛い痛い もっともっと熱くさせて 燃やしたのはそっちじゃない 向かい合う食卓 貴方の特等席からだけ見える いつまでも晴れない黒煙は 混ざり合い燃えきらない立ち上り 堕ちていく 噫、あたし今日もこんなとこで 燃えないゴミ