窓辺に咲いた 一輪の花と いやに片付いた 昨日の思い出 漂うメランコリック 拭う気もないまま 時間は 歪な愛を育んでいた ため息ついた あなたの横顔 やけに綺麗で 瞼に残った 染み付いたヘイトリッド 拭う気もないまま 最初の言葉 思い出せないでいた 昏いままの空のように 深く沈んだ気持ち 光を求められないの 強がりと恐れの狭間で 来たる「いつか」を恐れて なおその存在は曖昧で くぐもった声で 呟くように 話せば 淡々と進んでく 日常の中で混ざり合った 二つの感情は 相反してなお 重なり合っていた 息苦しさを消してしまえたら 僕らはそこで終わってしまうだろう 途切れそうな隘路に ため息がひとつ 最後の言葉 望んでもいなかった 最終回は延期になった いつになるか知りたくもない 喜劇になりそうもないから 無くならないでそこにいて 最後を見ない ままで 裏の裏は表でしょう 行き過ぎた不器用の行方 来たる「いつか」を恐れて なおその存在は曖昧で くぐもった声で 呟くように 話せば 淡々と進んでく 日常の中で混ざり合った 二つの感情は 相反してなお 重なり合っていた 鼻を突く香りが 僕の中 確か残る情念だ