ヨーグルトのカップに 赤とんぼが止まってる、 カラカラ乾いた、夕日の匂い。 木枯らしは木枯らしで、 アリはアリで、ネコはネコ、 けどぼくは、いまだに、 ぼくになれない。 劣等感の固まりがずっと、 息をしてもパンを食べても、 飲み込めないところに 詰まってんだ、 バケツ3杯分じゃ足りないくらい あなたが生きている この世界に僕は なんどでも感謝するんだ。 溜め込んだ涙が腐ってしまう前に、 ハローハローグッバイ <♪> 「ドーナツの穴ぼこは、 存在か空白か?」と、 だれかが言ってた。美しい言葉。 ぼくの抱える穴が、 意味のある存在だったら、 どんなにいいだろう。救われるよ。 幸せの絵の具絞ったら チョコレート色が少しでた、 くだらねえと口に出したら、 消えてしまいそうな光だった。 あなたが生きている この世界に僕は なんどでも感謝するんだ。 溜め込んだ涙が腐ってしまう前に、 ハローハローグッバイ <♪> サンダルはいらない、 落ち葉踏んで、 長い影を置いて、走り出せ。 蹴り上げた坂道、 骨が溶けそうな雨、 星は夜の隙間埋めた。 倒れるまで走れ、 くたばるまで走れ、 ずっと、ずっと、ずっと。