日常は海の底、 息が苦しい。 月曜に沈んでく、 あの子は泣いていた。 愛情は上の空、 熱が乏しい。 無いように過ぎていく、 あの子は笑っていた。 二人の写る花びらを 捨てれないたちの あの子は、それでも、 そんな風に嘆いてる。 あなたが、あなたが、 ここにいた全てが 「嘘みたいね。」 呟いて、 くれた花を見ていたの。 あの子はあの子は、 ここにいた全てが 「馬鹿みたいね。」 泣いていた、 君が枯れないように 僕が水になる。 帰り道、揺られてる、 各駅の窓を 眺めてる、独りで、 水槽の中みたいだね。 握りしめたら 泡のように 消えていくんだね、 「じゃあどうしたらよかったの?」 答え出せないままで 二人の写る花びらを、 捨てられないたちの あの子が、 それでも、 こんな風に嘆いてる。 あなたが、あなたが、 ここにいた全てが、 「馬鹿みたいね。」 呟いた、 君の隣にいた僕。 愛してた、愛してた、 代わりになれるなら、 こそばゆくて、 手紙なら、 追伸に書いておこう、 この歌を。