二度と誰も信じるものか 裏切られるよりも 孤独の方がまだマシだ [なのに、孤独どころか、 おまえのせいでこのザマだ。 でもな] 俺がゴーストになったワケに ようやく気がついた きっと おまえに出会うためだ 俺が殺すまでは 絶対に死ぬな [さあ、霊気をやる。 最後の手段だ。 ゴーストにやられた傷にゃ 効くかもしれん。] [霊気がここまで減ると つれえな……。] [グレイ?] [目がさめたか? ずいぶん長く寝てたぞ。] [それじゃ夢かしら。 今、あなたが私にキスを――] [バカヤロー! 俺はゴーストだ、 そんなことするか!] [そう、じゃ夢ですね。] [おまえを殺すのは俺だ。 勝手に死ぬな。] [はい。]