[ひとは生まれつき 「治る力」をもっています。 その力がうまく働くように 手助けすることが 私たちの仕事の基本。 まず清潔な環境が大事です。 不潔だと、 感染症の危険があります。 衛生管理を第一に 考えてください。] よどんだ空気 息が詰まりそう 汚れたシーツ 気持ち悪い カーテン破け 床はゴミだらけ どこから始めればいいの 窓を開けて取り入れましょう 新鮮な空気を シーツ洗い カーテン取り替え 窓ガラス磨こう 清潔に 保ちましょう 清潔に 保ちます 窓あけて ゆか磨き 洗濯しよう [きゃあ! ネズミ!!] ネズミもシラミも 寄せつけない もう平気よ 静かに眠れば 元気になる 体をやさしく 拭いてあげる いい気持ちよ 心が晴れたなら 早く治る 信じて [親愛なる読者の皆さん、 ミス・ナイチンゲールは さっそく仕事にとりかかり、 まずデッキブラシを200本購入。 そして、洗濯場を作った。 看護婦たちは 病院中を徹底的に清掃し、 衣類やシーツ類を 頻繁に洗っている。 食事も容体に合わせて 用意されるようになった。] [おかしいわ、 壁がべたべたしています。] [いやな匂いがする。] [ここの湿気は異常ね。] [あなた、 いつまでそこに座ってるの?] [お祈りしてるんです。] [働くことこそが祈りなのですよ。 さあ、立って、 シスター・メアリ。] [さすがです、マザー・ムーア!] [さ、手伝って。] 風を感じる 息が楽になった きれいなシーツ 気持ちいい 明るい陽ざし 床にゴミはない 優しく手当してくれる [夢みたいだ。] [包帯がこんなに。] [助かるな。] [あ! いてえよ。] [ごめんなさい!] [ほんとに不器用ね。 包帯ひとつ巻けないなんて。] [すみません!] [エイミー、一番つらいのは 患者さんよ。涙をみせてはだめ。] いつも笑顔 絶やさないで 安心させてあげましょう 家族が待つうちへ きっと帰れる 元気で その日まで 私たち そばにいます 励ましてあげましょう 世界一効く薬は 生きる力 そうよ 希望だから 励ましてあげましょう 世界一効く薬は 生きる力 希望だから 治そう! 勇気だし 元気だし 看病しよう 心こめて