ぶあついページがめくられて こいにおちて はなれていき 本は閉じられた その何秒かを ここ何日も かけてもまだ読み終わらない 半分は本当であとはいらないやって 思ったとおりにはいかない それじゃかなわない 夜中には 残らずに今迄の物をあつめて 明日の 朝にはもうさわれなくなるまえに ふいに肌に触れて あの日々を思い出せそうさ 一番遠い世界を靴を脱いでただよう 息をしない人魚になり あわにつつまれる 祈りの途中眠くなり ことばがおちる そこで覚めた夢 底で覚めた 夢の続きをすこしふりかえっている 何ページもさかのぼり あなたに逢いにいく かわらなく晴れた日に かわらなくほほえんでいました 本当にすてきなふたりは 手をつないでここから 抜け出して今再びふたりになって 星空を 見上げてあの星をとってよって それをぼくはわがままだと 思わなかった きらめいてせかいがみえているかぎ りは 涙は流れてとまらない ふいに肌に触れて あの日々を思い出せそうさ 一番遠い世界を靴を脱いでただよう 息をしない人魚になり あわにつつまれる 祈りの途中眠くなり ことばがおちる そこで覚めた夢 底で覚めた 夢の続きをすこしふりかえっている
