漕ぎ出した車輪がゆく この夜はきみの心みたい 真っ暗な闇に紛れた きみは今どこにいるのだろう ずっと一緒なんてないなんて 子供じゃないからわかっている どこまでいっても交わらない ひとりひとつの道の上 わからないよきみのこと 聞き分けのいい大人になれない 灯台は目印にしかならないし 辿り着くのはいつだって自分 それでも痛む 胸のわけはきみだったって そう思ってほしかった わたしみたいに わかっていたつもりで きみはどこかへすり抜けていく 心に果てなどない きみのこと傷つけていたのかな 何度もなぞってみても きみの輪郭はいつまでも曖昧なんだ 普通の正解はわからないけど きみにとっての答えを教えて 欲しいよ どうかできるだけ 長くそばにいられたら どうかできるだけ長くそばにいてね