私たちはなぜ いつも少しだけ お互い片思いで 行ったり来たりすれ違う もどかしい日々 そう言えば 家のアルバムの中の自分が 嫌いだった とぼけた顔や気の抜けた 表情ばかりで 父はきっと遺したかった しあわせと想う景色 一つ一つ残らず大切にして それなのに気づかなかった 愛されてること 文句ばかり 甘えていた 素直じゃなかった そんな父にどこか似てる あなたに出逢った 不器用さも 愛し方も 優しい弱さも 相手は自分を映し出す鏡 すれ違う度想う 似た者同士の痛みが見え隠れて これ以上はきっと辛くなるばかり 自分に嘘をついて 正しさとか常識とか 自分を守った それでも尚 心の中 ほのかな灯りが 消したくても決して消えない どんな風にも ひどい言葉の向こうには 悲しみがあった うまく言えない その心は叫び続けていた 今ならわかるの あなたは家族を取り巻く景色全部 守ろうとした みんな愛だった がんばらなければ愛されないって ずっと思い込んでた まわり道をして来たけど あなたに逢いたい 私のふるさと