遮光部屋の外で太陽が昇り ボクは夜に取り残されたまま 雨の匂いがして濡れた記憶が また君を探そうとしている キミの愛情に埋もれていた ボクは弱虫だったんだね その手で 優しく抱かれたら ボクは雨を降らせてしまうから キミはボクを燃えるゴミの日に 思い出と一緒に束ねて 捨てて ボクの下で眠るキミの鼓動 命の音を確かめていた その疲れた笑顔を見て キミの0になりたいと願った この声を千切りながら叫んだ 「キミの元へ連れて行って」 赤い縄で縛られたまま この部屋から出られないよ 雨音の中 ポツリ 鳴り響く旋律は キミがくれたオルゴール 記憶を巻き戻して 変われもしないまま 未だ甘い夢見るボクに 罪を拭うその腕はいつも ボクの首を優しく締め付ける その手で 抱かれたまま 一緒に堕ちてもそれでよかったのに キミはボクを燃えるゴミの日に この世界ごと 燃やして