夢の中 頬を伝う雨 午前1時 時計の中まで濡らした あどけない甘い記憶が 明日煩い 呼吸をとめる ひらり 落ちた種は 空の涙 アスファルト滲んで 夜に咲いた花 冷たい雨の中 震えている 赤い傘とボク ふたりぼっち 言えない傷ばかり 重ねていく 行き先なくして 影踏み 季節はずれ たむけられた 黄色い花 黒い傘の影並んだ 道化師ばかりの参列 耳を塞ぎ 唄零れだした 穴あきの心は 憂う機械 その指に感じて 夜に喘ぐだけ 消えない記憶だけが 覚えている ゆりかご揺られて 廻る世界 癒えない傷ばかり 重ねていく 生き先なくして 影踏み 触れない 温もりに 溺れてる 壊れた映写機 写す虚像 瞬きの隙間が 見せる君に ぽつり ぽつり 雨 枯れてゆくの 冷たい雨の中 震えている 赤い傘とボク ふたりぼっち 言えない傷ばかり 重ねていく 午前3時 まだ夢の中…