バースアイメイプルが ステージでジャンプした へらへら笑いながら ヘアーを気にしながら 客は大喜びで 両手振り上げた 盲目に飛び跳ねた 声 合わせた 車道をフラつく 年老いたラスタマン 無軌道な車が 背中をかすめてった 煙に巻かれて 少し我に返った ガス吸いこんだ 胸がチクリとした 街頭スピーカーから 革命を呼ぶ声が 鼓膜震わせた すぐに耳を塞いだ 彼の脳裏には 今も焼き付いている あの時上げた狼煙は 朱の色をしていた まざり様のない 朱の色をしていた 今 希望や夢が 気安く街で群れを成した 手をつないで 笑いながら 幸せと うたいながら