~♪~ 「一晩中、泣き続けた 車の中ひとりぼっちで 急にあなたが私のそばからどこか 遠い所へ行ってしまいそう あなたの声聞きたくて 淋しさにこれ以上耐えきれない あの時私の心、あなたに置いてきた だけどやっぱりあなたの 生き方に追いつけない」 からっ風が吹いている 荒れ狂う真冬の海 俺は今、遙か北、 オホーツクの海に在る 容赦無くうねり砕け散る流氷が ゴーゴーと吠え嚙みつきながら 生きていた オホーツクの海に 沈む夕陽を真っすぐ、 真っすぐ俺は見つめた こらえきれず、泣き叫んだら 勇気が宿った やっと俺の胸に静かな 勇気が宿った ~♪~ 「私の部屋にあなたがいない あなたがもたれる ソファーにあなたがいない」 君の笑みに素直に俺が 答えなかったのは 君の言う孤独に なす術がなかったからだ 『飛んで行きたい 愛しい人のそば 誰もが願う繊細な風に吹かれたい』 人生(みち)の途中で迷い、 ふさぎ、自信が失せたあの日 たやすく孤独を口にした 自分が恥ずかしかった からっ風が怒っている 荒れ狂う真冬の海 君と泣き、悩み、 苦しむことが優しさだと ここへたどり着くまで俺は信じてた だけど海は黙ったまんま 厳しさを語ってた オホーツクの海を 背にして俺はゆっくり ゆっくり走った 氷の雨、頬突き刺せば 覚悟が宿った 全て断ち切る覚悟が 静かに宿った 全て断ち切る覚悟が 静かに宿った ~♪~