子猫のような 風がくるくると 駅のホームに 生まれるのを ひとりきり 見ている 手をかざしたら 遠くにげてゆく ガラス細工の 白い町 日時計の屋根 声をかけることも できないまま 見失った あなたの影 雲がはやく ちぎれる音 聞こえる あの日の午後に はぐれた道を 歩いてみよう 迷子のように <♪> とてもちいさな 汽車がキラキラと 胸のホームに 落ちてきて かぞえきれない 肩をよせることも できないまま だまりこんで はなれた影 空が青く かがやく音 聞こえる あのときとじた 手紙をひろげ 飛ばしてみよう 光の中へ <♪> 雲がはやく ちぎれる音 ウーウーウーウー あの日の午後に はぐれた道を 歩いてみよう 迷子のように あのときとじた 手紙をひろげ 飛ばしてみよう 光の中へ