二人きり空は夕だ 神様と肩を並べて 夜を待った 君を待った 栞が風の真似をしてた 街がほら狭くなってた 君の香りだけが落ちて咲く 髪を揺らす 夏鶯の声に憂だ 祭囃子はもう止んだ ただ 君の顔だけは まだ 消えないまま 夏が君を攫って 雨に変わり胸を打つ 信じられるのはこの痛みだけだ そうなんだ 無駄で本当の愛を 重ねて、狂った様に破いて 溜め息ひとつ 一人行く道は不確か 天邪鬼な言葉を並べて 愛を待った 「 」 言葉が背を向ける様に踊った 本音の気持ちに蓋した 息を止めるように 「 」 赤い鳥居の下憂いた 夏の嵐は まだ五月蝿いけど 君想う音は 嗚呼 消えないまま 消せないまま 夏が私を食らって 遥か遠い月となる 君を永遠に照らすのはこの想い 信じてる 無駄で本当の愛を 重ねて、狂った様に抱きしめて 溜め息ひとつ 君の涙は見たくはないって 手持ち花火を片手に言って 膨らむ夢は夜へと散って これは夏の所為だと笑って