1時間に1本しか来ない バス停を目指し 君と二人で大学の近道を急ぐ 夏になったよな 昨日あたりから 水銀灯に 群がるでかい夏の虫と 恐がる君と僕と 坂の上 バス停が見える 夕日が残ってる バスは行ってしまったね 夜がやって来た 僕らは僕らの住んでいる 街に背を向けて 次のバスが来るまでは ここで暮らそうよ カメラ屋の広告がついている バス停のベンチの 缶詰の灰皿が揺れて 高い音を鳴らす 夏の風だよな 昨日あたりから 女子高生の 夏服の短いスカートに喜ぶ君と僕と まだ来ない バス停の上で 星が増えている バスが行ってしまったら どこかへ行けました 僕らは僕らの持っている 全てに背を向けて 次のバスが来るまでは ここで暮らそうよ まだ来ない バス停で僕ら 別に話さずに バスが行ってしまったら どこかへ行けました 僕らは僕らの住んでいる 街に背を向けて 次のバスが来るまでは ここで暮らそうよ 僕らは僕らを待っている 全てに背を向けて 次のバスが来るまでは ここで暮らそうよ バスが来るまでは ここで暮らそうよ