燻る本音に背いて生まれた わずかな亀裂に 呼吸を沿わせて 振り向かないで。 月明かりが翳る 無機質な身体に 境界を踏み潰した浮遊感と 僕はここにいる。 また妄想は平行線 腐りゆく均衡 もう思い出さないように、と 誤魔化し続けた きっと、『正しい』 なんてフィクション 崩れかけの心に籠城するんだ 水面の残像 体温 振り向かないよ。 失くす前に 潜行性の時間を繋ぐ 見失いそうな感情を解く 空白を、 取り戻すように。 上辺だけの心地良さに 午前3時の服薬を 同調した氷の変化に 淀んだ。 透明になった生活から 耐え凌ぐような今から 形取ったものは 現実か、夢か。 自己像幻視が揺らいで彼方に溶けた 茜の惑星にさよなら。 きっと、『正しい』 なんてフィクション 崩れかけの心に籠城するんだ うわ言を彩って 遥か遠くへ きっと、『正しい』 なんてフィクション 崩れかけの心に籠城するんだ 水面の残像 体温 もう怖くないから。 交わるノンフィクション 振り向かないよ。 失くす前に
