君が吐いた未来を 誰が見ているの 薄目で浮かべる温もりに 寒気がした いつも同じ交差点に立つ そんなこと、理解している 隠している 一向に冴えない 白く霞んで 君の影がよく見えないんだよ いつも同じ交差点に立つ たった数メートル先 知らない世界と 言葉を交わす 手が触れ合う 過去を偲ぶ 心は確かだろうか こんな些末な瞳を 覗かないでくれよ 不釣り合いな真実を 許してくれ 凝らす程に歪むこの根は 視線に晒さず ただ広い味気無さと 僕自身で抱きしめるから 僕が望んだ不可視を 誰も知らないの いつか千切った信頼と共鳴 明瞭なコントラストに 眩暈がする 君の輪郭がひしゃげる 知らないものを知る もっと奥が仄めく そんなこと、理解している だから隠している。 信号機の明滅 意図を追う 輪禍する外殻 君はもう見えない こんな些末な瞳を 覗かないでくれよ 不釣り合いな真実を 許してくれ 凝らす程に歪むこの根は 視線に晒さず ただ広い味気無さと 僕自身で抱きしめるから 解かないでくれ 触らないでくれ そう、 ゼロ距離地点なんて 最初から存在していないこと。 浮遊感なんて 認識を阻むものでしかないこと。 同じ景色なんて 生身では受け取りきれないこと。 言葉の価値なんて 誰一人にも理解されないこと。 ただそれは 瞳の奥 鮮烈に焼き付いている。 言葉を交わす 手が触れ合う 過去を偲ぶ いつもの交差点に立つ 今を結える 未来を手繰る 君はいない 心は確かだろうか
