味のしなくなった実像 煙たい僕に突きつけるように 淡々と観測 ただ虚勢を張っていただけだ 何ていうか、 何も知らなくて。 愚かさ極まって清々しい背中 きっと羽化するはず、と また視界を塞いだ 共振はやがて消えてしまった。 君の中の僕も、嘘になった。 そうして残った過去を 覆せなくて 凪いだ衝動と許容 妄想に馳せたあの曲が 恨むように 繋ぎ止める残像 もう交わらないから、 咲いて散った柔い欠片に 一時の信頼をやろう。 抱えきれない蒼然に 君ならば、と笑った その渇きが 僕の意識を奪った 変わっていく 理解、残香、色相、 その構造さえも。 揺らぎ淀む思索を正して もっともっと歪めた先に行こう 黙々と克明 だってそれは、 干渉のしようがない程に 美しかったんだ。 共振はやがて消えてしまった。 僕の中の君も、嘘になった。 それを穿った時を 許せはしなくて 瞬間、実在の拒絶 形取ったあの曲に 白を落とす もう交わらないから、 咲いて散った柔い欠片に 一時の信頼をやろう。 実在した偶然に 絶対的理由を灯そう。
