夕刊に書かれていた予報 風向きは明日も逆だってな いつだって笑っていたいなら 犬並みの賢さは持ってみよう 頑張って打率上げるより このまんまで打席増やして トータルで同じ本数なら 僕は満足なんだ 望みは富と名声と君の肌だった はち切れそうなTシャツに 何て書いてあったの? 届け! でも 今更かな それを「希望」と称して また逃げ込むのかな 壊せ! 今更かな 零れ落ちそうな感情は揺れる 今更かな... 表現者気取って誇張した 僕の間抜けなアイデンティティー 千円の時給と交換で 切り売りしている人生 言葉にすると全体が安っぽくなる 言葉になんない声で叫んでみよう 届け! でも 今更かな それを「思想」と称して また振りかざすかな 壊せ! 今更かな 君を想って書いたこんな曲 今更かな... もう今更かな... 望みは富と名声と君の肌だった 感触が脳の中心で自由を侵している 鼠色の君のTシャツ 汗が描いた世界地図 二つそびえるエベレストに 僕は登れないだろう 届け! でも 今更かな これを「絶望」と称して また目を塞ぐかな 壊せ! 今更かな とりあえず一歩目を踏み出せ 今更でも 青い空にこの後悔も無意味に浮かぶ 黒い闇に濁りだした僕らの日々 白い紙に綴る思い 宛先も無く 君を想って書いたこんな曲 今更かな...もう今更かな.. 暮れる街が血を流し 赤に染まる