多数決がとても理不尽に感じて 手を上げなかった日を 今更思い出した あの日僕が出した答えが 正しかったのかどうか もうわからなくなって グレーに染まった ガラスに浮かんだ 濁ってるような 透き通っているような 僕が映っていた 僕は鮮明だ不鮮明だ そして透明だ不透明だ 辻褄の合わない答えをそれでも 手放せないみたいでさ それが現実だって証明だ それを歌っているんだ僕ら この透明な世界でさ 叫んでいる 声が聴こえるだろ また一つ新たな価値観に出会えば 昨日までの自分を 否定する僕ら 確かな意思なんて 持ち合わせてない僕はいつも なにも言えずに 肯定する僕は正しいか? 否定された君は間違ってるか? 数え切れない声がこだまする 「Which is my voice?」 それでもここにいる それでもここにいる 透き通ったガラスを見つめても 向こう側を隠すように僕がいた 目を凝らして見えてきたものは 泣き出した僕の顔だったんだ 僕ら鮮明だ不鮮明だ そして透明だ不透明だ 濁らないままでいたいと願っても 染まる色を求めた 僕ら不安定だ不完全だ それで完全だって歌なんだ この透明な世界でさ 息をしてる 僕ら透明だ そして不透明だ いつも不完全だ それで完全だ 変わり続けている 変わり続けてゆく