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泣いた振りをした

Track byn-buna

3,919
24
  • 2016.07.06
  • 5:38
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歌詞

「ある日やっと降り出した雪に 青空が恋をして 空になった雲のポケットの隅から アメを降らせたんだ」 「そのカエルは頭に咲いた花が ただ嫌になったから 枯らせ方を探して旅に出よう これで僕も普通になろう」 そんなおとぎ話を書いてる 君の好きなあの絵本の続きを 聞かせたいと思うのだ さぁ 口ずさんで 口ずさんでたら春が来て 僕は気まずくないように 明日の方を向いて 笑っているんだろう 忘れないで 忘れないでよ、ねえ この話は君のために書いた話だ 本当の僕はこんな絵本を書くことが 夢だったんだ 「その日やっと木になった花が ビル風と喧嘩して 落ちこぼれたそれを拾った君は 押し花を作ったのさ」 「グラスホッパー、物知りな猫の おじいさんが消えてしまった! 聞けば雲の上まで越したらしい 跳ねて届けば会えるらしい」 そんな頭の物語を 書き出すたび 君がノートの上踊るのさ 嘘みたいな陽気で さぁ 春を待って 春を待ってたら君がいて 僕は気づかれないように いつまでも頬拭って笑っているんだ ろう 忘れたいよ 忘れたいのに、ねえ 春の風も 木漏れ日みたいな背徳感も 僕の弱さ全部 絵本に閉じ込めただけだったんだ 楽しそうだったら 笑った振りして 辛いことがあっても ふざけた振りして 絵本の中の僕みたいに 生きていけたら それができたらわけないよ さよならした君の思い出で 話を書いて 祖父が死んだ時でさえ 泣いた振りをして 人の気持ちが分からない なんて言い訳 僕がだめなだけだ 口ずさんで さぁ 口ずさんで 口ずさんでたら 春が来て 僕は君を覚えてて いつかみたいな顔で 笑っているんだろう 忘れないよ 忘れないから、ねえ この話は 君と僕を書いた話だ 本当はずっと待っていたんだ できれば君が今日を忘れないように 泣いた振りをして

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