世情の機微に応じて 募る思いは宙を舞う 屈託を見せる残滓は 常に凶を垣間見た 忌憚の無い罵声 ぐらつく心音 所以の無い喜怒に苛まれて 惨状に根差した火種を燻せば 故に災禍に見舞われる 感情を閉ざした彼等を嘲りゃ 豪く怠惰が顔を出す 〈♪〉 苦役を強いる条理も 解決を急く不条理も 何れも粗方退いては 不幸を嘆く最果て 異端の端くれ 不敵な体温 自我がささめく 『吐露シテシマエ。』 「!!」 頑丈に閉ざした口を抉じ開けりゃ 思弁を振るう木偶の歌 感情の飽和した浮世を壊せと 豪く怠惰がそう告げる 『瑣事デモ勝機ヲ見落トサヌヨウ。 ソウダ、照準ニ目ヲ凝ラシ待テ。』 〈♪〉 喧狂の暴走した我等の言葉は 陽の目を見ずに消しはしない 憂慮の芽生えた出処を辿れば 既に芥だ目を覚ませ 真に終焉が其処に迫り来る 御託は後だ 今、叫べ