高鳴るこの胸に戸惑いながら 人差し指で掬う甘口の熱 蜂蜜みたい とろける舌触り 君の選ぶ語彙の虜になっていく 渇きが苦しいの いつだって舐めていたい 私だけの甘味 一滴もこぼさない 嗚呼壊れない 約束がしたい どろりと溶けたこの鎖じゃ不安で もう戻れない事とかしたくなる 浅くため息 恋よ 恋よ 甘い瞳の 君を 君を 息絶えるまで 嗚呼止まらない 罪の間合いに 時が 時が 止まったみたい またたかまらか まなかかまかな まさか はなか た た らた! ねえ私はずっと君だけ見るけれど 君も同じだって頷いてくれないかな それが真実めいた 嘘だって気付いたら もう美味しくないと分かるんだ 笑えない はあ夢みたい あなたの声は 体重をかけてもう離れないでいい? 見つめ合って 通じ合ってるフリ 涙混じりで 金色の罪という名の 施しによく似た 劇薬中毒 侵された この体では まともに歩けもせず 君がいない未来のことを 考えることさえ恐ろしくて また一口焦る様に食んで 震える 悦ぶ 一時的やり過ごす 君がつらい時 わたしは何かしてあげてたかな もらってばかりの我儘だから 笑顔だけしか見せてくれないの? 恋よ 恋よ 甘い瞳の 君を 君を ずっと来世まで 嗚呼どうしよう べたべたの手じゃ 何も出来ず 困ってばかり