しばらくぶりで大人びたねって 君は言った ちっとも変わらない 僕なのに 三日月が見下ろすあの場所で つなぎ合った 未完成のファンタジー 同じクラス同じグランドで 育っていたって ハイライトはみんな違うんだね 勉強家の君を連れ出して遊ぶ時間は 僕にとってはプレミアで 君が 時折こぼす 言葉 フシギな仕草 虫の 知らせに気付けないで …なんで? 強くなって会いたいよ 片道の タイムマシーン きっと 超えられるんだ 君となら 物語のつづきは いっしょに 持ち寄って 行こう 月のウラへ 夢見がちは僕は 小さなケガ 気にしないで 虹のしっぽなんか 追い掛けていた いつも考えすぎだって 君を笑い飛ばした ちょっとワルさが過ぎたね ハート 開いてくれた 君と 僕だけの場所 だけど 言えなかった答えが まだ… 強くなって 会いたいよ 時空超える シャトルで 君の待っていた未来を 運ぶから 次は絶対 変わるよ なれなかった ヒーローに 三日月を見上げて 手を握って 謝って 泣きじゃくった背中を 「ありがと」って 撫でて 笑ってくれた 君は宙に遠ざかって 光に満ちてゆく 夢と 月の 境界へ 強くなってみせるよ 誰かを 守るため もう二度と ハートは 砕けない ウサギだって飛べるんだ 僕にも 行けるかな いつか 月のウラへ 向かうよ 三日月ファンタジー この物語が君のもとへ届くように