この街で生きてきた 証を探しにきたよ 言葉や数字に表せるような 証がほしい どれくらい待てばいい? この紙を取って待つのかい? いかにもな言葉と数字が書かれた この紙を こんな風に待っていると 不思議なことを考える 僕は何を探しにきたのか サヨナラ 大切なものが ここに有ると聞いたから 急いで取りに戻ってきたけど 結局 なんだろうな いつまで 待てばいいのだろう でもこれがなきゃ始まらないらしい いつまで探してるのだろう 呼ばれた先に居たのは いつかの夢の送り人 あの日と同じ目をした 彼はどこか虚ろだった 指差された空白へ 汚れすすけた判を押す これが僕の居た証なのか? どれだけ 望んだ日々が 未来に見つからぬまま いつかの自分に求めるのは しょうがないじゃないか もう一度 立ち上がれるまで 僕は見つけなくちゃいけないらしい じゃなきゃもう 立ち上がれないんだ 取り留めない日々も 時間も 忘れることを 少しだけ 少しだけ 良いと言って サヨナラ 大切なものが ここに有ると聞いたけど いつかの自分思い出したから もう要らないみたいだ いつまで 歩けばいいのか 分からなくなる時がまた来るまで いつまでも探していくのだろう 死ぬまで探していくのだろう