子供の頃に 描いた夢 言わなかった夢は 隠してるうちに 諦めてなかったことにした ぶつけてしまった言葉 深淵に 引っ掻いては引きずって 掘り出しては沈んで もう 戻れない あの電車に揺られている どことなく似た面影が 古い傷をなぞって かばうたび傷みつけていた 苦く笑う あなたの顔に いつまで苦しくなるんだろう 横なぶりの雨が 私の髪を強引に濡らして 明るかった カーテンを暗く染め上げた 割って集めたビー玉は どこやったんだっけ あの子の名前すら硬いまま あの電車に揺られている どことなく似た面影が 古い傷をなぞって かばうたび傷みつけていた あの子の息遣いが 今も残って いつまで縛られているんだろう