地図で見た君と同じ名前 いつか一緒に行こうって 目的地だけ決まった旅 探検家になった気で いたんだ あれこれ持って 一瞬思い浮かんだのが 消えて 右も左も知らない道で 間違えず進めていたんだ 桜の上の雪がきれいで 空が青く曇っていたから 不思議って笑って 横を見たんだ 君の姿はなぜか 見えなかった 限られ閉ざされて 枯れた 触れた雪には 温度があって 遥か昔のこの場所で 君を見たような 気がしたのは 桜の上の雪が彩って 空は白く曇ってしまった 無言で握って 感触のないその手に 自分が誰かと囁かれる 私はずっと 逃がされていた 地図が示す 私の名前(かこ)