七十万時間の約三分程を 得に成らぬ恥を掻き捨てた刹那だとしよう 欲が織り成すその場限りの景色には 当て所無い価値がある 波に乗り損ねた はい残念それまで 必死で沸かした微温湯の中で 故意に零した 最早これまで 所詮凡愚と笑い出すよ 綴る無けなしの言葉 未読の儘で 激しく投げかけた音が通り過ぎる 可笑しな君の日々の傍に それも何時しか記憶から消える迄 平凡たる者は雑魚に目もくれない 無情にも針は絡まない 僅かにつまされたならず者だけが 逝かないで逝かないでと泣き出すよ 君のゴミ箱に落ちた景色の中で 鳴り止む様々な音が虚無に帰る 性懲りも無く 唯 恥を描く それも何時しかこの世から消える迄 糞在り来たりな餌で蝿が集れば 僕の下らない言葉は腐れ落ちる 可笑しな君の日々の傍に どうせ何時しか記憶から消える迄 性懲りも無く 唯 恥を描く この世から消える迄