無意識に作った自分が 弱い僕を守ってくれるから それに甘えていた 更に増やした自分が 僕の視界を遮るから 何も見えなくなった 押しつぶされて 立てなくなって 座り込んだ僕 君は忘れてしまうだろう 錆びたバケツに漂う感情が 空いた穴から流れ出る 気づいたときはもう手遅れで とうの昔に中は空 無意識に作った自分が 君の事を守ってゆくだろうと 僕は信じていた 更に増やした自分が 君の心を蝕むこと 僕は知り得なかった 甘やかされて 立てなくなって 騙される君 僕は忘れてしまうだろう 空のバケツに漂う感情は ひどく醜く色づいて 満たした中を覗き込んだら 見覚えのない人の顔 放り出された 暗いホールに 届かない声 僕は忘れてしまうだろう 錆びたバケツに漂う感情が 空いた穴から流れ出る 気づいたときはもう手遅れで とうの昔に中は空