夕立に霞む道の行く先は 白紙に迷い込む 戸惑いと共に綻びはじめた記憶を 辿る旅 隠した言葉を見つけ出すために とりとめのない日々を積み上げる ふとした予感に気づく瞬間を探し 続けては漂う 夢をなぞって繰り返す 隣り合わせ染まった夜に明日を願う 孤独と在った旅の中 途切れた思い出を紡ぎ合わすよう 五月雨に来たる終末へ捧ぐ 造花を束ねては 出会う一つまた一つの温もりまで 宿すように 随分と遠くまで歩んで来た 気がするけれども この道が何処へまで 続いているのかは不確かなままだ 凍えた心を包み込むための立ち 止まる夜ならば厭わない 落とした涙に伝う煌めきが道を 示すよう瞬く いつかまたって思えたら 崩れ朽ちた過去の意味も輝くから 時を辿って繰り返す 巡り合わせ出会った君と明日へ 向かう 孤独と在った旅の跡 失くした面影を重ね合わすよう 触れ合うことの痛みも託されてく 祈りも 色づいてく言葉へ溶け出して 邂逅綴る眼差しが 白無垢の夜越えてゆく 新たな門出に忘れられぬ 約束をしようよ