ひっぱるほど縮んでゆく、 かた結びのような愛と、 広がるほど薄まってく、 みんながみんなを愛そうとする心。 僕らはそう、あの地平線のよう、 空と大地の、どちらが描くのか、 わからない曲線。 終わりは恐ろしい、 受け入れたくはないけど、 頂上の無い山も、 ただの、ただの、苦痛でしかない。 それでもただ、月は輝いて、 生きる意味を、夜明けまで語った。 あさやけのうた、 絶望をすべて癒やせるほど、 この世界は 安っぽくできてないだけ。 あさやけはほら、 狂ったようにすべてを照らす。 この鎖を絆に変える、 雄叫びをあげろ。 <♪> 二つも三つもあったら、 とっくに飛び降りてるだろう。 そのたびどんな気分だろう、 命が一つで良かった。 君は君がいない世界を 想像できるかい? 家族、友人、恋人、風景、 どんな映像を浮かべてるんだい? けど、考えてみて欲しい、 その視点は、その映像は、 どこまでいっても 君の心に映ってる。 君がいない世界を 君は想像なんてできない。 君がいなかった世界なんて、 君にはもう既に不可能だ。 無いことを想像しろ、 無いことを想像しろ、 無いことを想像しろ、 けどそれはいつも君の空間を 決して離れない。 本当に無いことなんて 想像できない。 あなたの全存在に、 ハッピーバースデイ。 あさやけのうた、 母のくれたこの時間。 赤く染まった、 父のくれたこの空間。 凍えた耳と、 肺を突き刺してく冬の匂い。 この鎖を絆に変える、 雄叫びをあげろ。 あさやけのうた、 <♪> あさやけのうた、