雨の駅に降り君の家めざす 並ぶ街の店 これで見おさめなのか 角の果物屋 右に折れてゆく 坂をのぼれば 君の家だよ あの二階の小さな窓にやさしく 灯りがともるよ 夕ぐれせまった窓にゆれている姿は君だ 愛した人だ 若さのすべてを許し合い あんなに燃えてた 愛なのに 僕たちは間違えた どこかで何かを失くした *降りしきる強い雨 ぬらせよ激しくこの僕を どんなに冷たくぬれてもいい 心に今でも燃えてるこの愛は 消せはしないだろう 草の上に寝てからだ寄せていた 君は野の花で 花輪つくっていたよ 山に登ったり 海に行ったこと どれも美しく 胸に浮かぶよ もうすべては帰らぬことか 甘くて哀しい想い出 誰でも感じることか若い日はきれいだけれど 傷つくものと 最後にサヨナラ言いたいが 悲しみ残してゆくよりも 君の窓見ただけで 黙って行こうよこのまま (*くりかえし)