旅立つ朝に散る花びらの そのはかなさを 白い指先 受けとめて 涙ぐむ あなた うす紅に哀しく染まる そのくちびるに 立ち去りがたく ふりむけば 風が舞うばかり あヽ若い日 熱き涙 つきない胸の想いを 今は告げずに 旅立つけれど 必ず いつか必ず 幸せ 君に君に 贈ろう 泣いて泣いて どうなる 泣いて泣いて どうなる 涙も迷いもうずめつくせ 淡き淡き 花よ 遠く果てなく 続く線路に 思いをはせる ひとり残してきた君の 横顔が 浮ぶ 心細げに うなずいていた あのまなざしを この胸深く抱きしめて 歩き続けたい あ、若い日 熱き涙 一度の限りある日を 強く激しく 愛し続けて 必ず いつか必ず 幸せ 君に君に 贈ろう 泣いて泣いて どうなる 泣いて泣いて どうなる 涙も迷いもうずめつくせ 紅き紅き 花よ