さらさらこぼれゆく この砂のように 二人の愛が今 崩れてゆきます だから言葉よりも 碓かなこの目で あなたを胸に刻むの 波まで輝いて とても綺麗でしょう 私の大好きな 海辺の朝焼け 最後の想い出は 明るい光に 包まれながら終わりたい…… 沖を行く白い舟 釣り人を乗せた舟 何処からか 海鳥が 一羽 飛んでくる 今 あなたは トランク片手に立つ 私は静かに砂を払う あなたが見つめる 私が見つめる あゝ………… 温もりくれますか? 冷たいこの手に ひとつの愛の 引き潮に 持っててくれますか? 貝殻片方 あなたのポケットに いつも忍ばせて もしももしも 好きな女ができたら その時 そっと壊して…… 流れる縞模様 とても綺麗でしょう 二人の愛みたい 並んで流れて 最後の贈りもの 海辺の香りを 忘れないよう 贈ります…… 流れゆく 白い雲 風のまま 西の空 砂浜の足跡は 波が消していく 今 あなたは トランク片手に立つ 私は静かに砂を払う あなたが見つめる 私が見つめる あゝ………… 温もりくれますか? 冷たいこの手に ひとつの愛の 引き潮に