曖昧なままでいたい ほんの小さい泡が 痛みから逃げていく まばたきのあいだ 海は知るだろう いざ開けた 彼方と彼方 ああ 青いドアを開いて 夜に近い 小さな傷 まだ忘れずにいたいから 境界線 ほら あなたの窓も手もまだ弱い灯も あなたのものだから きっとそう あんな長い闇がずっと続く でもね 未来まで、いて ああ 祈り方を砕いて 夜の世代 諦めじゃなく ただ離れずにいたいから 手繰り寄せて 合間を縫う波音 柔らかに 歩いていくのだろう きっとそう 遠泳 そのはなしをまた聞かせて できるわけないって 照れながら 君はひかりだって