憧れ恋焦がれた 蜃気楼歩き疲れて 遠く虚ろに仰いだ 孤独の宇宙(そら)から 響き渡るのは てぇてぇ てぇてぇ 何処か誰かが奏でた旋律は 水に溶けては流れ 時を越えて詠われた 無常の中で消え入る灯火の 真際に寄せた悲しみに溺れ 抗わずとも摂理赴くまま 黄昏時に忘れ形見頬寄せて 愛と囚われが砂に書いた虚構の城 払い除けて 憧れ恋焦がれた 蜃気楼歩き疲れて 遠く虚ろに仰いだ 孤独の宇宙(そら)から 響き渡るのは てぇてぇ てぇてぇ 何処か誰かが奏でた旋律は 水に溶けては流れ 時を越えて詠われた 幕が下りて辺りの 静寂がほころび始めて 醒めてゆく夢と現 狭間彷徨い続けて 回転木馬に揺られ ただ追いかけてた (ゆらゆらゆら揺られ 追いかけてた) 背中の影が滲むのは 明日から降りたこの身の奥底 過ぎ越し方から縛られ続けた 心の鎖がひび割れて 壊れたから 憧れ恋焦がれた 蜃気楼歩き疲れて 遠く虚ろに仰いだ 孤独の宇宙(そら)から 響き渡るのは てぇてぇ てぇてぇ 何処か誰かが奏でた旋律は 水に溶けては流れ 時を越えて詠われた