そうだろういつかは 終わりを迎えるって事 色の無い青には 晴れ空さえ映らないんだ 咲き続けた花が音も無く 色褪せて散るように 下らない幻想と皮肉を並べていた 空白の夢の中で 螺旋の呪縛のようにただ 「いつの日にか」ってずっと 信じていた 覚めないまま巡り往く季節に 僕はまださよならを 言えずに居たんだ 置き去りにした夏の影は今も 晦む程に眩しく見えた 消えずに漂う あの日に失ったこと それでも笑って 進まなきゃいけなかったこと 曖昧な境界で いつまでも虚ろな色を探していた 思い知って割り切れなくて 辿り着いた秋天の空も 正義と理想だけじゃ 何も変えられやしないから 気付いていない振りをしたままで 嘘を重ねていた 迷いながら続いて行くこの日々で 僕はまだあの頃と同じまんま 性懲りも無く何度も繰り返す 夏の終わりにいつか 手を振れますように どうか忘れないように